
・スポーツパフォーマンスについての研究
アスリートは競技結果であるパフォーマンスを高める為に様々なトレーニングを行います.
しかし,その効果は自身が望んだ変化とは限らず,時にパフォーマンスを低下させてしまうこともあります.
パフォーマンスが向上させるアプローチを考える上で,その現象のメカニズムを理解することは必要不可欠です.
このように,アスリートのパフォーマンス向上につながる,スポーツにおける様々な現象のメカニズム解明に取り組んでいます.

・スポーツ障害についての研究
スポーツに障害はつきものです.昨今の健康ブームに伴い,習慣的に運動する人が増加しています.
その一方で,運動中の障害が原因で運動習慣の継続を断念するケースが後を絶ちません.
スポーツ障害の発生を予防することができれば,国民の健康増進もより一層期待されます.
障害は身体を構成する骨や筋に過度の負荷がかかることで生じます.
どのような要因が障害を引き起きしているのかを調べることで,障害予防に役立つ知見を得ることできます.
そこで本研究室では,スポーツにおいて頻繁に生じる代表的な障害の発生メカニズムを明らかにする為の研究を行っています.

・分析手法についての研究
近年の科学技術の進歩は著しく,膨大なデータを容易に取得することが可能となりました.
取得したデータは様々な分析手法を用いて,結果として望ましい形式に変換されます.
これまでは取得することができなかったデータが取得できるようになったり,
計算に要される時間が短縮されることで,分析手法の選択肢は広がります.
例えば,これまでは画像を用いて2次元的に分析されていた対象を3次元的に分析することで,
より真実に近い知見が得られるようになりました.
また,同一のデータであっても結果として求められる情報が異なるケースがあります.
新たな側面に着目する際,それに適した分析手法を構築する必要があります.
このように今までに無かった新たな分析手法についての研究を行っています.